医療費と保険の豆知識

医療費や社会保険について

診療報酬の点数制度

保険登録医療機関は、実施した医療内容にもとづき診療報酬明細書を作成して、公的医療保険を請求する。その明細書の各項目は金額ではなく、点数化されている。これが点数制度である。診療報酬点数は厚生労働省が告示するもので、1点が10円である。患者はその診療報酬によって計算された一部(たとえば3割負担など)を医療機関に支払う。この点数制度は、医療機関等で保険を使って診断や治療を受けるときに用いられる医療費計算のベースになっている。

診療報酬点数には医科、歯科、調剤の3種類があり、2006年4月以降、「医療費の内容が分かる領収書」を保健医療機関が、無償提供することになった。患者はこの領収書で診療報酬区分ごとの点数を知ることができるようになった。この診療報酬は、いわば一種の公定価格だ。保険登録医療機関なら、どこの医療機関で受診してもほぼ同じ金額で検査や治療を受けることができるための制度でもある。また医療費の高額化を抑制する役目も担っている。しかし、近年は高齢化社会が進み、医療費は増加の一途を辿っている。この医療費の増加は財政に大きく影響しており、深刻な問題となっている。医療費が抱える問題について、詳細はこのサイトを見て頂きたい。

わが国において、この診療報酬額は健康保険法第82条にも規定されているが、中央社会保険医療協議会の答申により決められている。改訂は原則2年に一回である。

ところで、この診療報酬請求においてしばしば不正請求が発生し、世間を騒がすことがある。実際の医療現場は専門化された医療行為をするプロと、なにも分からないド素人の対面だ。受けた医療行為に対して、これが正規な請求なのか?そうではないのか?の見極めをつけることは不可能だ。それが不正請求を助長しているのだろう。

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